この金額は、2015年度に入って国内で発行した機関投資向け普通社債のうち最大の額となり、日本企業が初めて社債を発行する際の金額としても過去最大となる。
調達した資金は、中国など海外での出店資金に充て、ネット販売の拡充など事業のIT化に向けた成長投資にも振り向けるという。
ファーストリテイリングはこれまで、事業に必要な資金を手元資金と銀行からの借り入れに頼ってきた。社債の発行で資金調達の手段を多様化し、成長分野に機動的に資金を投じられるようにする。日銀の金融緩和を受け、社債市場では歴史的な低金利が継続。このタイミングでの社債の発行には、金利が低いうちにまとまった資金を確保しておく狙いもあるとみられる。