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シンガポールの健康寿命、男性73.1歳、女性77.7歳

 
平均寿命が男性が79.2歳(対2004年+2.1歳)、女性が84歳(同+2歳)だったことから、この6年間では男女ともに健康寿命の伸びが上回った。この結果、介護など人の助けを必要となる期間は男性が6.7年から6.1年に、女性が8.3年から6.3年と縮まった。
 
健康担当大臣アミー・コー氏は、長期慢性病予防などが功を奏した結果だとし、今後も健康寿命の延伸に期待を寄せた。一方、Saw Swee Hock School of Public Healthのチア・キーセン学長は, 健康寿命が伸びた原因として、たんに高齢者を襲う慢性病の発生時期が遅れているだけだとしたうえで、現在の高齢者が若い頃すでに健康的な生活をおくっていたことと関連があるのではと指摘した。
 
また、チア学長は、健康志向が継続的に続くことを期待しながらも、ここ15年間で増加傾向にある若年青年の肥満の増加に警鐘を鳴らした。
 
シンガポールでは現在、現役世代4.8人が1人の高齢者(65歳以上)を支えているが、少子高齢化に歯止めがかからず、2030年までに現役世代2.1人が1人の高齢者を支える社会となることが予想されている。 政府は65歳を過ぎた労働人口を増加させるための政策にも注力したければいけない状況下にある。
 
~The Straits Times 12月7日~
 
photo by YL Tan