1.6リットルエンジンでは「フロートランスフォーマー」と呼ばれるメッシュ状の部材を装着し、ソフトウエアの更新を実施する。作業時間は1時間以内となる予定。2.0リットルエンジンではソフトウエアの更新のみとなり、作業時間は約30分となる。1.2リットルエンジンもソフトウエアの更新のみとなる見通しを示している。
VWは当該措置について、すべてのモデル仕様について試験しなければならず最終的な確証は得られていないが、排ガス基準を順守すると同時に、燃費、エンジン性能、走行性能が悪化しない対策に取り組んだ、と説明している。
また、対策にかかる時間については、2016年1月からリコールを開始し、同年を通してすべてのエンジン仕様のリコールを終える見通しを示した。
VWは今回のリコールにかかる費用について公表を控えた。リコールに必要な部材のメーカーと納品可能な時期なども含め交渉中であるという。メディア報道によるとメッシュ状の部材の部材は10ユーロ以下にとどまると見られている。
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