24日付香港各紙によると、ロジャーズ氏は「人民元の自由兌換が実現すれば香港ドルは存在価値がなくなる。外国企業にとっては単一通貨を使用した方が投資の効率が上がり、コストを減らせる」と指摘。
さらに「香港が中国本土から世界にかけてビジネスを行いたければ人民元を使用した方が有利となる」ことから長期的に香港ドルは消滅するとの見方を示した。また本土の市場開放に伴って中国のゲートウエーとしての香港の優位性は薄れており、香港は本土との協力によってこそ優位性を維持できると指摘。
ロジャーズ氏は一環して中国経済を楽観し、農業や環境保護産業などに注目、「好き嫌いにかかわらず21世紀は中国の世紀だ」と述べた。
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