１１月２０日付香港各紙が、香港旅遊業議会が参考として提供している１２月１９～２６日出発の同じ行程のツアーの最低価格と最高価格の比較一覧を引き合いに、欧州旅行の需要を分析。それによると「欧州８日間」では、豪華ツアーは前年比１７％アップの３万３９９８ドル、格安ツアーでも６％アップの１万１２９９ドルなどと強気の金額設定になっているという。
　
香港旅遊業議会の董耀中・総幹事は「テロの影響は短期的で軽微なものに留まるだろう。旅行市場は平穏そのもの」と断言するも、業界の反応はさまざまだ。康泰旅行社の黄進達・董事総経理は「ユーロ安も手伝ってすでに７割の入り」と余裕を見せる一方で「申し込み件数はテロの影響で１～２週間後は鈍る可能性もある」と慎重な姿勢を見せている。
　
また、永安旅遊の馬世文・副総経理は「テロ発生以降、フランスや欧州の長距離路線のツアーの新規申し込みはない。逆にキャンセルに関する問い合わせが数組あったほど」と明かした。
　
photo by charclam

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