カンボジアでオンラインスーパーマーケットが本格稼働、卸売機能も
KhmerToGo.comは、新しいオンラインスーパーマーケット。慢性化する首都圏の交通問題を解決することはできないが、住民やレストランのオーナーを渋滞による立ち往生から回避させることはできる。
その新しいオンラインスーパーマーケットは来週本格稼動開始する予定で、カンボジアにおけるオンライン受注および配送を行う卸売・小売食料品店の中で、最も豊富な品揃えを提供する、としている。
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「我々は、(市場)全体をカバーしており、これは初めての取り組みです」と、このeコマースのプラットフォームを開発した現地のウェブサイトデザイン会社、3nokorのJames Dumar氏は述べた。
10月に先行サービスを開始したKhmerToGo.comでは、台所の常備品から業務用食料、グルメ料理まで、ありとあらゆる食料品や飲料製品を取り扱っている。サイト上において既に何百もの製品を提供しているが、今月末までに品揃えを4000品目にまで増やす、とDumar氏は述べた。
一般消費者向けオンラインスーパーマーケットは既にあるが、KhmerToGo.comでは主に、大量に購入するレストランやホテルなどに対する卸売を行うとした。
「レストランにはThai Huotに行き、家庭用ステーキを購入するようなニーズはありません。彼らはテンダーロインを丸ごと購入し、自分自身でステーキにカットすることを望みます」と、彼は説明した。
「我々は6つの異なるグレードのテンダーロイン、1キロ当たり140米ドルもする和牛でさえも取り扱っています。そういった商品を提供している所は他にはありません」と彼は続けた。「もしお客様がグレードを落とし、1キロ7米ドルのインド水牛肉を購入したい場合であっても、我々は同様に取り扱っています」
品揃え(の豊富さ)だけでなくオンラインカタログでは、顧客は無意味な手続きなく、リアルタイムで商品の購入可否を確認することができる。
在庫切れの可能性のある商品を購入するため、しばしば複数のスーパーマーケットや卸売業者を訪問しなければならないレストランのスタッフに特に評価されるだろう、とDumar氏は述べた。KhmerToGo.comは「完全かつ最新のカタログの利用、そしてもし商品が在庫切れとなったなら、適時にその知らせを受け、その手当てをする時間を与えてくれます。」と彼は付け加えた。
ウェブサイトの商品は、地元、および海外のサプライヤーから供給され、首都のTuol Kork区にある流通センターから出荷される。Dumar氏は、将来的には第三者の代金決済機関と契約することを想定しているものの、現時点で注文は代引きで出荷される、としている。
Dumar氏は詳細を話すことは控えたが、Siem Reap、SihanoukvilleそしてBattambangにおいて、顧客への配送サービスを提供することを計画している。
オンラインの食料品プラットフォームに対する反応はこれまで良好である、とDumar氏は言い、4つのレストランが既にこのサイトからの注文を開始した、と付け加えた。
一方で、伝統的な食品卸売業者は、新興のオンラインによるライバルの存在を軽視している。プノンペンにある食肉の卸売問屋である、Danmeats Selection 社マネージャーのKoem Sophan氏は、会社の顧客である約200のレストランは、今ある電話・メール発注システムで問題なく処理されている、と述べた。
「このシステムは非常に簡単です」と彼は語る。「私のお客様は、(注文するのに)単に電子メールを書くか、電話をしさえすれば、我々はお客様に(商品)をご提供します。そして、お客様が(注文商品を)受け取ったら、彼らは代金を支払う、というものです」
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