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フォルクスワーゲン、CO2でも不正発覚・ガソリン車も対象に

VWによると、ディーゼル車を中心とする複数モデルについてCO2排出量の承認プロセスで低すぎるCO2値があることが内部調査で判明した。直ちに当局と連絡を取り今後の対応について協議する意向を示している。
 
■ ガソリン車9.8万台も該当
 
ドイツのドブリント連邦環境相は4日の連邦議会で、対象車両にガソリン車が9万8,000台含まれることを明らかにした。
 
ドイツ政府は、該当車両は型式認定を所轄するドイツ陸運局(KBA)の監督のもとで正確なCO2値を計測しなければならないとしたうえで、対象車両を保有する消費者の税負担が増える事態は回避しなければならないと言明した。
 
ドブリント環境相は、連邦財務省と連携し、顧客ではなくVWグループに車両税の増加分を負担させるための法改正を進める意向を示した。ドイツでは2009年7月1日から乗用車の新車登録における車両税にCO2排出量が算出基準として採用されている。
 
KBAはメディアの取材に対し、CO2排出量の計測は技術監査大手のテュフやデクラなど外部機関に委託していることを明らかにした。全ドイツ自動車クラブ(ADAC)もKBAに技術的なサービスを提供しているが型式認定の排ガス測定は実施していないという。
 
photo by AndreasPraefcke