ベトナムでは、小売や金融のほか、広告や娯楽といったサービス業の外資規制も撤廃、その他広く緩和することを定めている。また、マレーシアでは外資による銀行の規制緩和、ブルネイでは広告や航空分野などが自由化される。オーストラリアに関しては950億円以下の投資・倍数は政府許可が不要になる。その他、政府案件への日本企業の入札を認める国が増える、IT業に自国でのサーバー設置を義務付けない、など各国において規制が大幅に緩和されることが盛り込まれている。
また、ビザ発給の大幅緩和は、カナダ、ベトナム、チリ、メキシコが出張者や駐在員向けのビザの期間を延長するなど、企業が活動しやすくなると見られている。
(政府発表の日本語版概要文はこちら)
http://www.cas.go.jp/jp/tpp/pdf/2015/13/151105_tpp_zensyougaiyou.pdf
photo by Julianita Qué Tal on flickr