28日付香港各紙によると、このほど就任したばかりの鄭主席は、1~8月の小売総額が前年同期比2.2%減だったことを挙げ、間もなく訪れるクリスマスと春節(旧正月)の書き入れ時も例年より劣るとみる。
最近も多くの有名店が一部支店を閉鎖し、店舗賃貸料が30~40%下落したところもあると指摘。大型ショッピングモールに撤退の波は見られないものの、小売業は店舗の規模縮小などで対応していることを明らかにした。
中国本土からの旅行者が香港を訪れなくなったり、香港で高級贈答品を買う習慣もなくなるなど、旅行者の構造的変化によって「香港の小売業は不景気時代に入った」と述べ、業界では地場の消費を促進するために宣伝や値引きをしていくとみている。
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