バンコク渋滞解消に都知事が提言、台数削減、駐車料金を引上など
一向に改善されない交通渋滞問題をテーマに話し合うバンコク都の「交通問題対策会議」が9月30日開かれ、スクムパン知事が演台に立ち、都内における自動車の台数を大幅に抑制し、駐車料金を大幅に引き上げることなどを提言した。
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今後、政府と協議を続け、どのように実現されるかがカギとなる。都によると、現在、バンコク都内を走行する自動車は推計約800万台。これに加えて1日あたり平均2300台の車が新規登録され、今年1月から5月までに登録された車の台数は累積35万台に達した。一方、道路の新設や整備は、土地の所有者が用地を手放すことを拒否するなどから、ほとんど進んでいない。
こうしたことから同知事は、問題を抜本的に解決するための施策として、①自動車を購入する場合には同時に駐車場の確保も義務づける、②特に渋滞の激しい都心の商業地などでは走行時に通行料を徴収する、③中心部に自宅など駐車場を持つ人に対しては駐車場の料金を大幅に引き上げる、④パークアンドライドなどを充実させ、公共交通機関の利用を促進させる、⑤高齢者、障害者向けの交通助成制度を拡充させるなどを訴えている。
(9月30日=バンコクビズ)
photo by David McKelvey on flickr
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