10月12日付香港各紙によると、これは香港警察商業罪案調査課が上半期の資金洗浄摘発に関する調査報告で明らかにしたもの。
同期内の通報件数は282件と、昨年同期の157件から1.8倍に急増、加えて摘発金額も4億5600万ドルと昨年同期の7倍以上にも上っているという。主に詐欺メールやなりすまし詐欺、クレジットカード詐欺など詐欺行為のための銀行口座の不正利用が大半で、最近増えているのが香港市民以外に口座を作らせるケース。
犯罪組織がスマホのチャットやSNSのアプリなどを通じて非香港市民と接触、500~3000ドル程度の報酬を与え、来港して口座を開設させる手口が多いようだ。
近年では、3年前に資金洗浄にかかわったとして、資金洗浄や文書偽造の罪などで中国本土住民19人に3カ月~3年の禁固刑が科せられた。
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