【ミャンマー】縫製工場で最低賃金めぐる抗議活動
ミャンマー・シュエピーター工業団地のハン・ジェン縫製工場の労働者約700人が、最低賃金の施行により手当等を失ったことに反発し、抗議活動を行っている。
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最低賃金の施行以降、ジャケット、コート等の衣料品を製造しているハン・ジェン縫製工場では勤続ボーナスや残業手当等の支給を停止した。報道によると、労働者らは工場経営者らに対して9月初旬から状況の改善を求めており、9月21日から工場外での抗議活動が始まったという。
こうした動きに対し、工場経営者はハン・ジェン工場労働組合の議長と書記長を含む従業員8人を解雇した。
「経営側は私たちが理解できない書類に署名するようにと求めました。また、もし署名しなければ工場への立ち入りを認めない、解雇すると私たちを脅しました。もし契約を破棄することになっても、補償金は払わないとも言われました。今彼らは最低賃金分しか払いません。残業代や経費などはすべて廃止され、私たちは家賃の上昇もあり、困難に直面しています」とこの工場で働くサンダール氏は話す。以前は、熟練労働者であれば、手当を入れなくても毎月160ドル程度は稼ぐことができた。
「彼らは最低賃金に加えて、すべての手当を払うようにと求めていますが、私たちはまだ最低賃金への移行期にあります。工場側から言わせてもらえば、求められているような手当をすべて支払う計画すらありませんでした。シュエピーターのみでなく、全国どこでも同じことです。経営側は現在、従業員の受け取る金額が以前の金額を下回らないような妥協点を探っているところです」と工場長は話している。
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