タイ国家警察庁が、イグ・ノーベル賞受賞
ノーベル賞をもじった今年の「イグ・ノーベル賞」の経済学賞に、タイ国家警察が推し進めた「賄賂撲滅1万バーツプロジェクト」が選ばれた。受賞式典は米ハーバード大学で10月にも行われる。タイ側から出席者があるかは不明。
この記事の続きを読む
受賞したのは、警察庁長官のソムヨット大将が発案し、昨年10月から始まった警察官のイメージアッププロジェクト。賄賂の申し出を拒否し、贈賄犯を逮捕した警察官に対し1万バーツを支給するというもので、報奨の原資は長官がポケットマネーで負担した。
ところが導入直後から同プロジェクトに対する批判が国内外から持ち上がり、わずか数例で中止に。首都圏警察本部副部長のアデュン・ナロンサック少将は「もう2、3ヵ月続いていれば、汚職撲滅に効果があることを証明できた。残念だ」とコメントした。
イグ・ノーベル賞は1991年にアメリカの雑誌媒体などが創設。「人々に笑いを与えてくれた研究」のほか、皮肉や風刺を込めて社会的な事件や現象なども審査の対象としている。医学、心理学、平和、物理学などの各賞がある。
(22日=マティション)
最新ニュース
-
- 香港
- 香港:渡航シーズン、海外でデング熱などに注意 2022年12月8日
-
- インドネシア
- インドネシア:TOD投資フォーラム 日イの事業者ら覚書 都内 2022年12月6日
-
- 香港
- 香港:小売業総売上高、10月3・9%増 2022年12月2日
この記事の提供会社
週刊WiSE
http://www.wisebk.com/
-
- インドネシア
- インドネシア:国内で7店舗オープン ユニクロ
-
- インドネシア
- 首都圏広域で停電 MRT、信号も停止
-
- インドネシア
- ジャカルタの大気汚染が世界最悪に、マスク着用必要なレベル
-
- シンガポール
- シンガポール国民の過半数が「新年度予算案」を支持
-
- その他ヨーロッパ
- なぜ日本では「落とし物」をしても必ず返ってくるのか? 5つの理由