9月24日付香港各紙によると、特区政府路政署は23日、建設中の人工島が最大6~7メートル移動していることを明らかにした。人工島は円筒形セルで護岸構造を作って埋め立てることで浚渫工事が不要な工法を採用している。あるエンジニアは円筒形セルが動いてしまったとしたら埋め立て範囲が拡大するほか、排水によって土地が固まる時間が延びて建物の建設に影響するとの懸念を示した。
路政署は年初に立法会に対し、計画されていた2016年末の完成には間に合わない可能性を報告しており、具体的な完成日を割り出す評価を行っている。工事が延びることによる予算超過の問題が注視されている。