9月18日付『香港経済日報』によると、特区政府統計処が17日に発表した6~8月の失業率(速報値)は3.3%で前月発表(5~7月)と変わらなかったが、業界別に見ると小売業は4.5%。前月発表の4.1%から0.4ポイント上昇し、4カ月連続の上昇となった。
業界別失業率では宿泊サービスの4.9%に次いで高い。小売業界の失業者数は1万6000人に上っている。人材コンサルタントのマンパワーの調査では、小売業界の採用意欲は過去5年で最低。好景気時には高級ブランド店販売員の月給はコミッション込みで5万~6万ドルに達していたが、現在ではほとんどが基本給の約2万ドルにとどまっているという。