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中東欧の大手企業、14年売上高は2.1%増

中東欧の大手企業、14年売上高は2.1%増

企業信用力調査会社のコファスが1日発表したリポートによると、中東欧大手500社の昨年の売上高は前年比で2.1%増加した。同地域の平均経済成長率2.5%に沿った数値で、経済が好調な様子がうかがえる。

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失業率の低下、賃金上昇、低インフレが消費拡大につながり、好況を支えた。今年も消費拡大に加え、重要な輸出先であるユーロ圏の経済回復が続き、同地域の経済成長率は2.8%に上昇すると見込まれる。
 
大手500社を国籍別にみると、ポーランド、ハンガリー、チェコの企業が61%と過半数を占める。ハンガリー、チェコ両国と国境を接するオーストリアも好況の恩恵を受けそうだ。
 
業界別では、調査対象となった13業界のうち9業界が増収となった。自動車業界は2013年からの好調を維持し、売上高が10.6%、利益が76.2%、それぞれ増加した。500位内に入った企業の数も15社増えた。
 
資源・化学業界は500企業中105社と、ランクインした企業数が最も多い。しかし、原油価格の下落やウクライナ紛争などで事業が難しくなり、減収幅が3.9%と業界別で最大となった。また業界全体の収支は4,800万ユーロの赤字に転落した。前年は33億ユーロの黒字だった。

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