国歌の著作権料、文化スポーツ観光省が徴収中止を要請
文化スポーツ観光省は25日、ベトナム音楽著作権保護センター(VCPMC)に対し、音楽家の故バン・カオ氏が作曲した「進軍歌(Tiến Quân Ca)」の著作権料の徴収を中止するよう要請した。「進軍歌」はベトナム国歌として知られている。
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文化スポーツ観光省によると、2010年に故バン・カオ氏の妻であるギエム・トゥイ・バン氏から同省に対し、「進軍歌」を国民、共産党、国会、政府に寄贈したいとの意向の表明があったことから、VCPMCに著作権料の徴収中止を要請するに至ったという。
しかしバン・カオ氏の息子であるバン・タオ氏は、「進軍歌」の寄贈は母親の一存で決めたことであり、家族の同意が必要だと主張する。
タオ氏は「我々家族は喜んで寄贈するつもりだ。しかし文化スポーツ観光省がこの問題で代表者になることはできない。この歌は国会で1946年に国歌として採用されたものであり、国会と政府が我々家族と話し合うべきだ。この歌をどのように国が受領するかを、公開し明らかにしなければならない」と話している。
ベトナム国歌については、ベトジョーライフ(VIETJO LIFE)の「ベトナム国歌はどういう曲?~Tiến Quân Ca(進軍歌)~」を参照。
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