台湾は医薬品のGMP(適正製造規範)に関する国際的枠組み「医薬品査定協定・査察共同スキーム(PIC/S)」加入を決め、衛生福利部(衛福部)は昨年末からPIC/CのGMPに未準拠の工場での医薬品製造を禁止した。これにより、国内24の工場が閉鎖され、14の工場で製造停止となっている。「ビタミンA眼軟膏」は代替薬がなく、その他の医薬品も代替薬がより高価であることから、消費者文教基金会などが衛福部を批判している。衛福部はこの報道を受けて23日に声明を発表。医薬品の品質向上に向けた取り組みへの理解を求めるとともに、同眼軟膏は認可工場での製造を働き掛けていると説明した。