健康志向の小売用食品、商品数が増加
健康志向の高まりにともなって、Healthier Choice Symbol(HCS)のマークが付いた小売用食品が増加傾向にある。
健康促進局(Health Promotion Board, HPB)は、2001年から、既存の類似商品より脂肪分、塩分、糖分などの含有量が少ない商品などを「健康な食品」と認定し、消費者の健康食に対する意識を高める活動を継続している。
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「健康な食品」と認定された小売商品には、HCSと呼ばれる赤いピラミッドマークが商品パッケージに付けられる。HCS商品は2001年にわずか300点ほどだったが、現在は商品数も2,500点となり、認知度も高まっている。
HPBは食品製造会社にHCS商品の開発を支援。製造過程において、栄養分、レシピ、原材料などの情報を提供している。
缶詰食品を製造するAyam Brand Singaporeは、年間少なくとも2つのHCS商品を新商品として製造する予定だ。 Nestle Singaporeは年内に複数のHCS商品を提供する。またPrimaも今後より多くのHCS商品を製造する。
製造会社によると、消費者の健康志向は年々高まっており、HCS商品の選択肢が増えることを歓迎しているが、味については全く妥協を許さないようだ。
Primaのルイス・チェン専務は、「健康な食品は味が劣り、美味しい食品は健康によくない」という消費者の認識をどう変えていくかが生産側の今後の課題だという。
~The Straits Times 8月18日~
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