2015年7月31日
2014年の婚姻届件数、2万8,407件で過去最多
シンガポール統計局(DOS)が29日に発表した2014年の婚姻届件数は、前年比8.2%増の2万8,407件で、1961年に統計を取り始めてから最多を記録した。一方、離婚や婚姻の取り消しは2.9%減の7,307件だった。
社会学者のタン・アエンサー氏は、結婚に向けた準備期間をしっかりとっているため、離婚件数が少なくなったのではとみている。
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また、別の社会学者ポーリン・シュトロウガン氏は、住まいが確保できる時点が結婚に踏み切れるタイミングだとし、公営住宅政策の変更と婚姻増の因果関係を指摘した。
ある程度の申し込み予約数が確保された時点で建設が開始されるBTO(Build-To-Order)公営住宅は、2011年から2013年に2万5,000~2万7,000戸が販売。Parenthood Provisional Housing Schemeにより公営住宅の完成まで、新婚世帯には賃貸による仮住居も提供される。
シュトロウガン氏は、さまざまな結婚奨励措置を打ち出し、政府が結婚を価値あるものとして重視している姿勢が国民に伝わっていると分析している。
結婚年齢については、30歳以下の婚姻率は10年前より低下しており、逆に30歳以上では増加。これにより初産の高齢化がすすんでいる。
~The Straits Times 7月30日~
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